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第6回全校道徳「豊間のピアノ」

第1校時に2学年主任による全校道徳が行われました。主眼「東日本大震災の津波により壊滅的な状況の中で、豊間中学校のピアノの修復に取り組んだ調律師の思いを考えることを通して、社会の一員として地域のために尽くすことの尊さを知り、新野地区との関わりの中での自分の在り方も考えることができる。」

授業者の自作資料より、「東日本大震災で壊滅的な被害を受けた福島県いわき市にある豊間中学校。5月初旬、体育館のがれき処理に当たっていた自衛隊によって運び出され、体育館の中央にそっとピアノは置かれていた。

3月11日豊間中学校では卒業式が行われ、47人の卒業生が巣立っていった。校歌の歌声に合わせ、卒業生を見送ったピアノ。その3時間後に悪夢が襲った。地震による大津波は、校舎一階と体育館を大きく破壊した。幸いにも生徒はすでに下校していたため、人的被害はなかった。ステージ上にあったピアノは、津波によってステージ袖に落ち、階段に引っかかっていた。3時28分で止まった体育館の時計とともに、ピアノは津波の猛威の恐ろしさ、無残さをあの時のまま残していた。(後略)」 なお、授業者は7年前に現地へ足を運び、現場を目の当たりにしています。