第74回卒業証書授与式が挙行される
昨年度と同様にご来賓の皆さまには御臨席をご遠慮いただき、保護者、生徒、職員で第74回卒業証書授与式を厳粛に執り行いました。
校長式辞より、(前略)阿南第二中学校では生徒会を中心に、責任感をもって着実に成果を出してくれました。卒業生の皆さんが掲げたONE FOR ALLのスローガンのもと、周りに気を配りお互いに支え合いながら、一つ一つの活動を見事に遂行しました。卒業生の三年間を振り返ると、顔つきや体格はもとより、言葉遣いや所作、立ち居振る舞い、自立心等々、大人の対応が備わっていることには目を見張り、さすがであると感じています。皆さんが入学したときに、オリンピックメダリストの君原健二さんの言葉を紹介しました。「努力の成果なんて目には見えない。しかし、紙一重の薄さも重なれば本の厚さになる」。皆さんはこの三年間で様々な体験をし、苦難をも乗り越えて、確かな自分史を作り上げています。
はなむけの言葉として、心理学者のエリック・バーンの言葉を今一度紹介します。「過去と他人は変えられない。しかし、今ここから始まる未来と自分は変えられる」。過去の事実や他人を変えることはできません。自分の糧であったり教訓だったりしていることでしょう。「今ここから始まる未来と自分は変えられる」。この言葉からは、相手が変わらないのであれば、自分の思考、見方や考え方、態度や行動など、自分を変えてみようじゃないか。自分が変われば、未来も変えられるのだからと、背中を押してくれるように感じるのです。
卒業生の皆さんは、いよいよ四月から新たな生活が始まり、変化が生じます。その生活は皆さん自身が選択したものです。皆さんが進む高校もまた、皆さんが入学してくることを待ち望んでいます。そしてそこには、様々な人、多様な人たちが、縁あって集まってきます。新たな環境でもきっと皆さんの前に立ちはだかる壁があることでしょう。ピンチばかりではなく、数多くのチャンスも巡ってくることでしょう。そのときこそ、逆転の発想やプラス思考、この学び舎で経験したことを生かして、苦境を乗り越えたり、チャンスをつかんだりしてください。皆さんならきっと可能にすることができると応援しています。
令和2年度最終の学校だよりを配付しました。
卒業式の準備が整いました
本日昼過ぎからの第74回卒業証書授与式、令和2年度の締めくくりに向けて、職員が午前中に会場等の最終確認をしました。