以下は、校長講話です。
今月の初旬に、10年目を迎えた伝統芸能子ども教室が開講しました。会長さんをはじめ、役員の方から、この新野の伝統芸能、文化を失うことなく小中学校生の皆さんに引き継いでいってほしいという願いを改めてお伺いしました。生徒会長の陽人くんからも力強い決意を発表してくれました。今年度は時間を短縮して盆踊りを行うと聞いています。この先の新野をリードしていくのは皆さんです。この新野の伝統文化に関心を持ち、この先の新野を見据えて自分の生き方を考えることは、とても大切だと思います。
さて、登校日数72日の1学期でした。 代表生徒の皆さんが「1学期を振り返って」成果や今後に向けて、立派な発表してくれました。
では、1学期の学年行事から学んだことについて、お話します。 1,2年生は、自然体験学習に行ってきました。同じ下伊那地域の松川町に行き、体験学習のスローガンである「下伊那地域のよさを発見し、協力して楽しもう。」の達成に向けて様々な取り組みました。その取り組みの中で、学級·学年の団結を強くし、 目的意識を持って取り組むことも身につけたと思います。
3年生は、福祉体験学習を行いました。福祉施設利用者の方の疑似体験をしたみなさんの中には、「家族の祖父母の介助ができたらいい。」「介助をする側は利用者に全てのことをするのではなく、できることはやれるようにするなど考えて動くことが大切であることが学べた。」とありました。現在は、新型コロナ感染症防止のため、実際に赤石寮との交流はできませんが、今回の体験はこの先の人生においても大変貴重な経験となったと思います。
話は変わりますが、この夏休み期間中から、東京オリンピックが始まり、パラリンピックと続いていきます。新型コロナの影響で、1年延期されての開催です。この東京オリンピック、パラリンピックの開催にあたり、さまざまな考えが存在するの皆さんも知っていると思います。しかし、世界のトップアスリート同士の戦いを見て、感動したり、そこから学ぶことができたりする機会にもしてほしいとも思います。
また、8月15日は、76年目の終戦記念日を迎えます。
古代オリンピックでは、開催地から居住地までの往復において選手や観客の安全を願い、その期間の戦争を休止していたそうだ。 つまり、原点は「平和」です。
ぜひ、この夏休みは、平和についても考える機会にもしてほしいと思います。
最後に、明日からの夏休みを、目標を持って生活しましょう。そして、8月20日の2学期始業式に元気な姿を見せてください。